原村出身牛山さん スケート教室で故郷恩返し

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原村を拠点に競輪の現役を続けている牛山さん

スピードスケート元五輪代表で現在は競輪選手として活躍する原村出身の牛山貴広さん(39)が、長年拠点としていた茨城県を離れ、生まれ育った原村に拠点を移して活動している。今後も現役を続ける一方、念頭に置くのは「古里への恩返し」。地元で盛んだったスケート競技の普及に力を入れたい考えで、手始めに子ども向けのスケート教室を13日に開く。

牛山さんは原中、諏訪清陵高、明大とスピードスケートの中長距離で活躍し、2006年トリノ五輪に出場。シーズン終了後に競輪に転向し、09年から10年間、上位クラスのS級1班に所属した。最高峰レースのG1で決勝進出2回、G3で優勝2回など実績を積み上げてきたが、昨年6月のレースで左膝を負傷。1年間の療養を余儀なくされ、先月、実戦復帰した。

長期にわたる戦線離脱でA級にランクを落としたが「焦らず、1年後にはS級に戻れるよう頑張っていきたい」と前向きに話す。一昨年、長女の小学校入学を機に家族で原村に戻り、新居にはトレーニングルームも新設する予定。現在は松本市の競技場に通って練習するほか、自宅近くの村道などで自転車を走らせている。

自身の子ども時代は、冬季になれば原小校庭の天然リンクでスケートに親しむ人が多かったという。近年はリンクが凍らない年も増え、原小スケートクラブの部員数も減少傾向だ。「原村のスケートは多くの先輩たちが守ってきた伝統文化。なくしたくない」と牛山さん。13日の教室は原小の児童を対象に岡谷市のやまびこスケートの森で開く。今後は茅野市のリンクも活用しながら子どもたちにスケートの楽しさを伝えていく。

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