2020年9月16日付

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サッカー日本代表の初の外国人監督となったハンス・オフト氏は、選手にアイコンタクトを要求した。味方同士が目と目を合わせて、意思疎通する動作。これらを浸透させて短期間でレベルを引き上げ、初のアジア王者へと導いた▼アイコンタクトという言葉を頻繁に聞くようになったのは、この時以来かもしれない。マスクをすると顔半分が隠れ、表情や感情が相手に伝わりにくく、普段の生活や仕事でも目元の表現や目での意思疎通が重要度を増す。福祉など従前より重視してきた職種もあるのだが▼親湯温泉(茅野市)が経営する旅館はもともと、行き届いたおもてなしに定評があるが、社員はさらに磨きをかけ、目元の表現力も高めている。マスクやシールドを着用すると声も届きにくくなり、滑舌を良くする訓練も欠かさない。取材でその様子を見せていただいた▼「ちょこあいす はいどうぞ」。県外のある学校があいさつの心得をユニークに表していた。ちょこっとお辞儀、アイコンタクトでスマイル、はきはき、いい声で…といった頭文字をつなげる。数年前に作ったらしいが、いまの時代に必要な事が詰まっていて感心した▼さて政治に目を向けるとどうか。きょう新政権が発足する。「国民のために働く内閣をつくる」と決意表明の声はしっかり届いてきた。国民目線に立って政権運営ができているか。私たちが目を光らせていく番である。

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