「ぶっとおしそば三昧」中止 伊那市

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毎年、多くの人たちでにぎわう「行者そば祭り」(昨年)

伊那市は、毎年10~11月に市内で開かれている新そばイベント「5週連続ぶっとおしそば三昧」の中止を決めた。例年、市内外から1万人以上が訪れる恒例のイベントだったが、新型コロナウイルスの終息が見込めず、参加者やスタッフの安全確保が難しいため。「『高遠そば』新そば祭り」のみ規模を縮小して行う。「ぶっとおし-」の中止は初という。

同市では、奈良時代に修行に向かう行者が住民のもてなしを受けた礼に一握りのソバの種を残し、やがて信州一円に広がったという言い伝えがあるほか、辛味大根や焼きみそを使った「辛つゆ」で食べる独特の「高遠そば」もある。こうした伝承や歴史を踏まえ、「信州そば発祥の地」として官民一体となって積極的にPRしている。

「ぶっとおし-」は、そばのブランドイメージを高めるため、それぞれ開いていた新そばイベントを連携して発信していこうと始まった。荒井区内の萱の「行者そば祭り」を皮切りに、「信州伊那新そばまつり」「山麓一の麺街道フェスタ」「『高遠そば』新そば祭り」「西春近新そば&きのこ祭り」を5週連続で開いている。

市は新型コロナの終息が見通せない中で、今年の開催の可否について各イベントを主催する地区や実行委員会に意向を確認し、開催は難しいと判断した。

市商工観光部の竹村和弘部長は「それぞれ苦渋の判断だったが、現時点では仕方がない」と説明。来年以降については「飲食を伴うイベントのため難しさもあるが、何とか工夫しながら開催していきたい」と話した。

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