御射鹿池のトイレ完成 19日から供用開始

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4連休初日の19日から供用を開始する公衆トイレ(写真奥が御射鹿池)=15日、茅野市奥蓼科

茅野市は19日、同市奥蓼科の御射鹿池近くに新設した公衆トイレの供用を始める。来訪者の満足度や快適性を高めるため、地権者の七ケ耕地財産区と賃貸借契約を結び、2016年度に池の北側に整備した大型バス駐車場の隣接地に建設。15日は地元関係者を対象に内覧会を開き、信州を代表する景勝地にふさわしいトイレの完成を祝った。

男女別トイレと多目的トイレがあり、洋式4基(男性1、女性2、多目的1)と男子小便器2基を設けた。環境配慮型の処理方式を採用。内外装ともに木製の板張りを多用し、外装はこげ茶色の板を使うことで周囲の自然景観に溶け込むようにした。

建築面積は28平方メートル。事業費は約5500万円で、環境省の交付金で県が行う支援事業を活用した。設計はテクト建築設計共同企業体、施工はミセキ。管理は近くの明治温泉に委託する。

市はこれまでに、大型駐車場のほか、一般車両約30台分の駐車場を整備。公衆トイレと大型駐車場の境には、安全対策でガードレールを設置した。供用後は近くに置いている仮設トイレを撤去。地元関係者からは、道路横断場所の明示や、身体障がい者用、二輪車用駐車区画の設置といった要望もあり、市は「検討していきたい」としている。

御射鹿池は1933(昭和8)年に築造された農業用ため池で、日本画の巨匠・東山魁夷の「緑響く」のモデルとなったことで知られる。テレビコマーシャルに作品が登場したことで全国区になり、夏休みや紅葉期には混雑も見られるようになった。池の北側には県が幅2・5~3・5メートルの歩道を整備済みだ。

奥蓼科観光協会の鈴木義明会長は15日、公衆トイレの完成を喜び、「来訪者の滞在時間が延びてほしい。御射鹿池だけでなく、奥蓼科の散策や温泉を楽しむ方々が増えてくれれば」と期待を込めた。

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