非常時用液体ミルクの参考品配布 辰野町

LINEで送る
Pocket

配布された液体ミルクを手に取って町保健師の説明を聞く母子

辰野町は16日、災害などの非常時における乳幼児の授乳支援策として、2020年4月以降に生まれた子どもを対象に、液体ミルクの参考品の無料配布を始めた。避難所生活や自宅の停電、断水といった状況でも常温保存が可能で、すぐに飲用できるメリットがある。参考品で利便性を周知し、各家庭での備蓄を促すなど普及を図っていく。

乳児用の液体ミルクは、国の法整備を経て19年3月に発売され、災害時対策で備蓄する自治体も出てきた。辰野町は町議会一般質問での議員提案を受け、活用を検討。財政的な事情から、賞味期限に伴う定期更新が必要な備蓄は難しいため、まずは参考品を配って対応することにした。

新生児訪問などの際に、子ども1人につき国内メーカー3社の製品を2点ずつ計6点配る。スチール缶と紙パックの容器のほか、容量(125~240ミリリットル入り)、賞味期限(6カ月~1年)ともに異なり、価格は210~230円程度。飲み比べながら備蓄を検討してもらう。

初日は4~5カ月児健診で町保健福祉センターを訪れた7組の母子へ配布。町保健師が「粉ミルクに比べ湯を沸かして作る手間がなく、夜間の急な授乳にも便利。災害時は3日分の備蓄が目安になる」などと説明した。

同町北大出の根橋理恵さん(38)は、長男蒼ちゃん(5カ月)と訪れ「いざという時に、自分以外の家族でも授乳できるので便利だと思う。離乳食に混ぜるなど工夫し、飲めるかどうか試してみたい」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP