10年後に住みたい伊那市 中学生が提案

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自分たちが暮らしてみたいと思えるまちにするための提案を説明する中学生

自分たちが暮らしてみたいと思えるまちにするための提案を説明する中学生

伊那市教育委員会は9日、「中学生サミット」を市役所議場で開いた。市内6中学校の生徒会の正副会長18人が一堂に会し、「10年後、自分たちが暮らしたいと思えるようなまちにするために」をテーマに、山間地の活性化や公共交通の充実、若者のまちづくり参画などについて白鳥孝市長に提案。中学生らしく、活発な議論を繰り広げた。

生徒会同士の交流を通して視野を広げたり、連帯意識を高める目的で開催し6回目になる。3年に1回、議会形式で行っており、議席に着いた生徒たちは順次、質問者席に立ち、各生徒会で検討してきた”議案”を説明した。

長谷中は「長谷は自然環境の素晴らしい地域だが、暮らしていく上で住みよい魅力的な地域と言えるか」と問題提起。市街地と山間地の利便性の格差を減らしていくため、会社、工場、商店などの誘致による働く場所の確保や利便性の向上などを求めた。

白鳥市長は南アルプスを生かした山岳観光や森林資源、水資源の活用など地域の特性を踏まえた取り組みの可能性を指摘。「工場という見方だけでなく、もっと違った展開ができる」と強調した。

春富中は市街地循環バスの路線拡大を提案したほか、西箕輪中もバスの増便を要望。白鳥市長は「バス路線の維持や増便にはお金がかかる。利用者が増える見込みがあれば検討に値するが、伊那市では毎年1億6000万円が公共交通に使われていることを知ってほしい」と述べた。

東部中は「中学生も含めた若者が市の政策に関わることができれば若者への理解が深まり、住んでみたい伊那市になる」として「若者議会」の設立を提案した。白鳥市長は「市長と語りた伊那」や「市長への手紙」のほか、行政をチェックする市議会もあるとし、さまざまな制度を生かして議論ができるとした。

最後に白鳥市長は「それぞれのテーマをしっかり勉強した上で質問していただいた。非常に頼もしく、考えも近いと感じた」と講評した。その上で、「この素晴らしい地域をさらに良くしていくため皆さんと一緒に取り組んでいきたい」と締めくくった。

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