AIが観光提案のアプリ 駒ケ根市で実証試験

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KomaGoについて説明する駒ケ根市の担当者

駒ケ根市は18日、日本アイ・ビー・エム(IBM)の協力を受け開発したスマートフォン用アプリ「KomaGo(コマゴー)」の実証実験を始めた。利用者の趣味嗜好や行動パターンをもとに、人工知能(AI)が個別に同市の観光地や飲食店、小売店、イベントなどを提案。一人ひとりに応じたきめ細かいサービスの提供で利便性や周遊性を向上させ、観光振興や地域活性化につなげたい考えだ。

同社の藤井篤大さん(45)が昨年まで同市の地域おこし協力隊を務めた縁で、IT技術を活用した地域活性化の取り組みをと、同社の協力によりアプリを開発した。

KomaGoは、質問に答える形で性別や年齢、趣味、興味、同市を訪れた目的などを入力すると、AIが観光地や店舗、イベントなどを提案。さらに「お気に入り」に保存したり興味の有無を入力したりすることで「おすすめ」の精度を向上させることができる。

駒ケ根観光協会や中心市街地再生に取り組むこまがねテラスのデータベースを活用し、300件以上の情報を用意。店主のメッセージや利用者の「口コミ」も盛り込んだ。複数の情報を組み合わせることで周遊プランを組み立てることもできる。

市は効果的な情報提供による利便性の向上や中アロープウエーの待ち時間対策などのほか、アンケート結果やアプリの利用履歴などの分析による、消費者の需要に即した観光振興やまちづくりなどの戦略構築を目指している。

実証実験は10月2日まで。アプリの利用は無料。有用性や収集データの分析、活用などについて検証し、実用化が見込める場合は本格導入を検討する。

藤井さんは「観光客だけでなく、市民の皆さんにも使ってもらい、駒ケ根の魅力を再発見してほしい」と期待。市観光推進課は「中アや駒ケ根ソースかつ丼だけではない多様な地域の魅力を知ってもらい、周遊につなげるきっかけにしたい」としている。
 問い合わせは同課(電話0265・83・2111)へ。

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