マスク作りへ「収繭」作業 岡谷市川岸小

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自分たちで育てた蚕が作った繭を蔟からかき出す川岸小学校6年生

岡谷市川岸小学校の6年1部(31人)が8月下旬から飼育してきた蚕3000頭が繭を作り、18日、繭を収穫する「収繭」の作業を同校で行った。児童たちは蔟から繭をかき出し毛羽を取り除いて、約6キロを収穫。今後、この繭から糸を取り、織って反物にし、マスクを作る計画だ。

同学級は、育てた蚕で絹のマスクを作って販売することを目標に、総合的な学習の時間で活動を開始。織物1反を作るのに必要な約3000頭の蚕を岡谷蚕糸博物館から譲り受け、飼い始めた。同館によると、学校での飼育頭数は「多くても300頭くらい」で、3000頭は「初のチャレンジ」という。

児童たちは同館から昔ながらの養蚕道具を借り、餌の桑をあげたり、掃除をしたりと大事に飼育。9月9日には、繭を作らせるための蔟に蚕を移す上蔟を終え、3~4センチの繭が出来上がった。

収繭作業では、同館学芸員の林久美子さんから指導を受け、蔟から繭を1個ずつ丁寧に取り出した。格子状の蔟から繭を一度に外す道具も体験し、繭が蔟の枠からはがれる「さくっ、さくっ」という音に興味深く聞き入った。

作業を行った生徒は「頑張って育ててきたかいがあった。蚕の命を止めちゃうけど、その分しっかりと、いいマスクを作りたい」と話した。

林さんは「飼育数が多くて心配したけど、みんなの世話が良く、いい繭ができた。昔ながらの養蚕を追体験し、昔の人の知恵を知ってもらえたら」と期待していた。

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