政治評論「森田実コーナー」 岡谷図書館

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岡谷図書館に設置された「森田実コーナー」

岡谷図書館に設置された「森田実コーナー」

岡谷市の市立岡谷図書館に、政治評論家の森田実さん(83)の蔵書の一部が寄贈され、同館では9日から「森田実コーナー」として開架し、貸し出しを始めた。森田さん自身の著書のほか、交友関係の広さがうかがえる多彩な本が並ぶ。同館では「気軽に手に取って利用してもらえれば」と話している。

森田さんは、3年前に諏訪湖の水質浄化などを願って行われた「抱きしめてプロジェクトin信州 つなごうすわ湖」の呼び掛け人になり、諏訪湖を訪れている。

きっかけを作ったのは岡谷市田中町出身で、編集者として森田さんの仕事を支えてきた千葉義夫さん(63)=東京都日野市=。同プロジェクトの発起人だった竹村安弘岡谷市議会議長、さらに今井竜五市長が、千葉さんと諏訪清陵高校の同期生だったことから、諏訪湖を訪れた森田さんと交流が生まれた。この間の経緯は、森田さんが自著「森田実の一期一縁」(第三文明社、2014年)の中で、「われは湖の子」と題したエッセーで紹介している。

千葉さんによると森田さんは、「講演などで訪れた諏訪での反応の良さや、シルクファクトおかや(岡谷蚕糸博物館)に代表される文化的な水準の高さが気に入り、『諏訪は第二の故郷だ』と話している」という。膨大な蔵書の整理を進める中で、学術的な専門書は母校の東京大学に寄贈し、森田さんの自著をはじめさまざまなジャンルの一般書287冊を、「第二の故郷と思う岡谷の公立図書館で市民の皆さんのお役に立てたら」と同館に寄贈した。

9日から開架された「森田実コーナー」は、図書館入り口に近い雑誌コーナーの横に設置し、整理が済んだ約110冊を並べた。「森田さんの交友関係の広さがうかがえる幅広い本」(同館)があり、中には岡谷市出身の作家、柳谷郁子さんの著作もある。同館では「館の蔵書になかった本もあり充実できた」と感謝している。

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