コスモスアワード世界一 写真家の下宮さん

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「コスモスアワード」で世界一に輝いた下宮伸一さんの作品

駒ケ根市中沢の写真家・下宮伸一さん(47)が、国際的なフォトコンテスト「COSMOS AWARDS(コスモスアワード)」で世界一に輝いた。世界中から集まった「何千もの作品」(下宮さん)が厳しく審査された中で獲得した栄冠。「本人が一番びっくりしている」と話すものの、今回の結果に自信を深めた様子だ。

コスモスアワードは今夏に初めて開催された。伝統はまだないものの、同コンテストの公式ホームページには、著名な一流写真家たちが審査員として名を連ねている。下宮さんは「おそらく世界で一番ジャッジ(審査)が厳しい」と話す。

下宮さんは6点を出展し、うち3点が上位入賞を果たした。世界一に輝いたのは「婚礼の日の新婦」の部門に出展した作品。赤い和傘を差した和服姿の新婦が、白い雪の上に足跡を残しながら歩いている。和の雰囲気を強く感じられる一枚だ。県内のある結婚式場の敷地内に雪が降り積もった時に5分ほどかけて上から撮影した。

自身が信頼を置くカメラを手に持つ下宮伸一さん

実は同作品にはタイトルがない。下宮さんによると、コンテストでは「想像力をかき立てられる写真の方が点数が上がる」が、タイトルを付けると見る人がそれに沿ったストーリーしか思い浮かべられず、評価が低くなることがある。そのため、戦略の一環として「ノンタイトル(無題)」としたという。そして、見事に結果を残した。

下宮さんは世界一になった直後、初出場した全米最大規模のフォトコンテスト「WPPI」でも2位と3位に入った。ただ自身は「通過点に過ぎない」と捉えている。「写る人の生きざまが感じられるような、味のある写真を撮りたい」。そう語り、さらなる精進を誓う。

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