「視覚障がい者マーク」優しく見守って

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視覚障がい者マークを開発した酒井さん

プレス金型加工のキャムソン(諏訪市中洲)を経営する酒井克己さん(79)が、視覚障がい者であることを周囲に知らせるマークを開発し、バッジも製作した。自身も視覚障がい者である酒井さん。「マークが多くの人に認知され、支援の輪が社会に広がれば」と期待している。

酒井さんは若い頃に網膜色素変性症を発症。徐々に視野が狭くなり、65歳ごろに視覚を完全に失った。網膜色素変性症は厚生労働省の難病指定を受けている病気の一つで、国内における発症率は4000~8000人に1人程度と報告されている。

酒井さんの外見は健常者と変わらないため、周囲の人に理解されにくく、白杖を使ったり、家族の介助を受けたりして外出しているが、人混みや飲食店では「周囲の人に迷惑を掛けることもあった」(酒井さん)という。

視覚障がい者であることを周囲に知らせる方法はないか―と調べたが、交通法規などの身体障がい者マークはあるものの、周囲に知らせるようなマークはなく、独自に開発することにした。

知人のグラフィックデザイナーに相談し、ハートの中に目と口を描き、下に「I can,t see(私は目が見えません)」と書いたマークを作った。名刺サイズにしてパスケースに入れて首から下げたり、バッジに加工して衣服に付けることができたりするようにした。

酒井さんは「マークが社会に認知され、マークを付けている人を見たら優しく見守ってほしい」と話している。製作したバッジは今後、提供も検討している。

問い合わせは同社(電話0266・53・1202)へ。

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