2020年9月23日付

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1位は蚊、2位は人間、3位はヘビ―。何のランキングかといえば、世界で最も多くの人間を殺している生き物なのだそうだ。米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏が調べた統計として知られる▼ライオンや熊などの猛獣を思い浮かべそうだが、実はあの小さな蚊に多くの人の命が脅かされている。マラリア、デング熱、黄熱病などを媒介するためで、日本ではあまり想像できないが、世界では年80万人がこれらによって亡くなっているという▼ここにきて少し落ち着いた感のある新型コロナウイルスだが、世界的な流行は収まっていない。通信社のAFPが各国当局の発表に基づいて日本時間18日午後8時にまとめた統計によると、新型コロナによる世界の累計死者数は94万6727人。蚊による死者をはるかに上回り、100万人に近づいている▼もっとも、日本でも寒くなる秋冬にかけて再び感染が広がる可能性も指摘され、季節性のインフルエンザの流行と重なることが懸念される。初期段階ではほとんど見分けがつかないというから厄介である。引き続き油断は禁物である▼この4連休には多くの人が旅行や行楽に繰り出したことが報じられた。感染防止対策と社会経済活動の両立が求められる中で、一人ひとりが感染予防を心掛け、コロナ時代に対応した楽しみ方を見つけていくしかない。感染者数に一喜一憂する日々にはもううんざりだろう。

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