低学年児童で実証 伊那市のGPS見守り事業

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伊那市は10月から、GPS(衛星利用測位システム)端末を利用した子ども見守りサービスの実証事業を始める。新産業技術を活用して地域の課題解決を図る取り組みの一環で、3年計画の2年目。今年度は天竜川西側地域の5小学校の低学年(1~3年)児童を対象に、サービスを体験してもらうモニター(無料)を募集。登下校時間の安全・安心の向上につながるか検証し、事業化に向けた研究を進める。

引き続き中部電力ミライズが提供する子ども見守りサービスを利用。子どもの通学カバンなどに端末を携行させ、保護者はスマートフォンやタブレット端末を通じて子どもの居場所を確認できる。現在地のほか、過去1週間の移動履歴の確認や学校、学習塾などを登録すれば登録地点の出発・到着通知を自動で知らせる機能もある。

市生活環境課によると、昨年度は伊那東小、伊那北小の1、4年生82人が参加。モニター体験のほか、協力家庭の児童を捜索する実証を行った。モニターへのアンケートでは6割が継続利用を希望するなど「おおむね良好な結果だった」という。

今年度は「見守りサービスは低学年から開始することが望ましい」という昨年度のアンケート結果を踏まえ、伊那、伊那西、西箕輪、西春近北、西春近南の5小学校の1~3年生(計668人)を対象に、モニター160人を募集。応募者多数の場合は学校間のバランスを考慮し、抽選で決定する。

実証事業は市が出資する地域密着型電力小売り事業者丸紅伊那みらいでんき(同市)に委託。期間は10月1日~来年2月28日の5カ月間。GPS端末と利用料は無料。端末の充電に伴う電気料とスマホなどの通信料はモニターの負担となる。

モニターには開始前と期間中にアンケートを行うとともに、アンケートでは回答しきれない感想や意見を聞く座談会を開催する。

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