本の力で地域を元気に 蓼科オンライントーク

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本で人をつなぐ「ブックツーリズム」の可能性について語り合う関係者

1カ月間にわたり本にまつわるさまざまなイベントを全国各地で繰り広げる「ブックフェスタ・ジャパン2020」(同実行委員会主催)の一環で22日、オンライントーク「ブックツーリズムで茅野を変える」が茅野市蓼科の別荘地で開かれた。本によるまちづくりに取り組む関係者6人が森の中でたき火を囲み、地域を本の力で元気にする方法について語り合った。作家の原田マハさん=同市在住=もパリから中継で参加した。

参加者は茅野市を拠点に、本の力で何ができるか―をテーマにアイデアを出し合った。カフェや自宅、オフィス、寺など多様な場所に本を持ち寄り、人とのつながりを生み出す活動「まちライブラリー」提唱者、磯井純充さんは、出版社創業者に茅野市や諏訪市出身の人物が多い点などを挙げ、「本は人の中に染み入るもので、内面から生まれるまちづくりになる。茅野市には自然と本の優しさが共存している」と指摘した。

森ビル都市開発本部計画企画部部長で茅野市に別荘を持つ矢部俊男さんは「コワーキングスペース『ワークラボ八ケ岳』の中に読書の拠点を作りたい」などと構想を話した。

原田さんは東京と茅野市を行き来していた頃を振り返り、「移動が人生の中に組み込まれた。気持ちの切り替えになった」と、貴重な時間であったことを明かした。また、自身と読者との偶然の出会いを紹介し、「電子書籍だったら(自身の著書を読む)読者に気が付かなかった。本を介した出会いや読書する人の風景があるツーリズムが、美しい風景の中に定着してほしい」と期待した。

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