ラーメンの移動販売開始 桔梗屋の羽毛田さん

LINEで送る
Pocket

昔懐かしい屋台の雰囲気を漂わせる「麺屋朱治郎」の移動販売車

ラーメン店などを経営する桔梗屋(茅野市)で働く羽毛田寿将さん(42)が社内ベンチャーとして、ラーメンの移動販売「麺屋朱治郎」を始めた。福祉施設の利用者らに昔懐かしい屋台のラーメンをサービス価格で食べてもらう目的で、そのために企業や地域行事など施設以外の注文では施設利用者の代金の一部を加えた価格で販売する。企業などの依頼も少しずつ増え、地域の協力を得た新しいかたちの社会貢献を目指す。

屋台は中古の軽トラックを改良。荷台のキッチンには焼いた杉板を用い、塗り替えた車体にさびを付け、赤ちょうちんをつるし、チャルメラの音色を響かせ昭和の雰囲気を演出した。

主なメニューは豚骨と和風だしをバランスよく配合したあっさりとしたしょうゆ味の「淡麗中華そば」(通常750円、施設利用者は550円)。自家製のストレート麺で、豚と鶏のチャーシュー、味付け卵、穂先メンマなどが乗る。麺の量を抑え、柔らかい具材の福祉施設限定商品もある。

出店は同市を中心に半径50キロ以内で、20食から大規模イベントまで対応。諏訪地域の6市町村では平日の夕方に限り、20食以下でも検討している。

23日には、同市内の「小規多機能ケア米沢の家」の昼食に出向き、職員分を含む36食を提供した。仲の良い92歳と97歳の女性利用者はテラスで味わい「店のラーメンは何十年ぶり。おいしくて幸せ」と笑顔で完食。横関和代施設長は「冬に食べたいという声もあったのでまた利用したい」と話した。

既に会社として屋台でラーメンを味わったナショナルツール(同市玉川)の両角政秋社長は「コロナ禍で大変な状況が続く中で、少しでもお役に立てればと思った」と話している。

羽毛田さんは「自分が将来受けたいサービス。先は長いが少しずつ前進していきたい」と話す。問い合わせは羽毛田さん(メールinfo@shujiro.jp)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP