平安時代の大集落確認 原外垣遺跡の発掘調査

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伊那市教育委員会は24日、同市山寺の原外垣遺跡で行っていた発掘調査で、平安時代の大集落を確認するとともに、その一つは市内最大の平安時代の竪穴住居跡と発表した。「平安時代の集落の構造やその中心となる住居の様子が分かる貴重な遺跡」と指摘している。10月3、4日に現地説明会を開く。

市教委によると、同遺跡は天竜川西側の台地上に広がっており、縄文、平安時代の遺跡があるとされていた。近くの高尾遺跡からも縄文、平安時代の住居跡が見つかっている。遺跡内の宅地造成に伴い5月下旬から初の発掘調査を進めていた。

今回の調査で、竪穴住居跡8基、倉庫などとみられる掘立柱建物跡30基から成る平安時代の大集落を確認。竪穴住居跡の一つは1辺約8メートルの大きさがあり、市内最大の住居跡という。大きな石が住居の壁の辺りに並んでおり、巨大な住居の屋根を支えるために石の上に柱を立てた可能性もあるという。

市創造館の濱慎一学芸員によると、大きな住居を取り囲むように掘立柱建物や住居が広がっており、「集落の構造や在り方がよく分かる」と指摘している。

現地説明会は両日とも午前9時30分~正午、午後1時~3時30分。少雨決行。濱学芸員が説明する。申し込み不要。荒天などで両日とも開催できなかった場合は10月17、18日に延期する。マスクを着用し、乗り合わせでの来場を呼び掛けている。

問い合わせは同館(電話0265・72・6220)へ。

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