2020年9月28日付

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秋と言えば「実りの秋」で「食欲の秋」。サンマにマツタケ、サツマイモに栗、梨にリンゴと数え上げたらきりがないほどおいしいものがいっぱいだ。「スポーツの秋」でもあるのだが、運動とは縁遠い生活で、やはり食欲が勝ってしまう。太りすぎに注意が必要な季節になった▼漢字に「秋」がつく秋刀魚はまさに秋の味覚。子供のころは1匹を三等分にして家族で分けて食べていたが、大人になると1人1匹食べられるように。かつては安くて庶民の味方とされていた魚だが、近年その価格は急激に上がっているようだ▼7月15日の北海道釧路市市場の初競りでは過去最高値の1キロ4万1040円の値をつけ、店頭では1匹5980円で売られた。豊洲市場の初競りでも1匹1500円超の高値が付いた。10年前に比べ価格は2倍に跳ね上がっているそうだ▼近隣国の漁獲急増が高値の要因の一つという説があり、中国や台湾が先取りしてしまうため日本の漁獲量が減少しているというのだ。事実かどうかは分からないが、知らぬところで秋の味覚をめぐる争奪戦が繰り広げられているのは本当だろう▼これまで諸外国がサンマを食べるという話はあまり聞いたことがなかったが、近年の日本食ブームにより日本人が愛するサンマの味も世界進出したのだろう。他にも秋の味覚はたくさんあるのだが、やはりサンマを気軽に食べられないのはさみしいものだ。

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