図書館の楽しさ幼児に 岡谷市が事業開始

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岡谷図書館の自動貸出機を使い、本の貸し出し手続きを体験する幼児

図書館で本を借りる楽しさを知ってもらおう―。岡谷市立岡谷図書館は今月から、市内の3歳児を対象とした「ファーストチョイス(セカンド)ブック事業」を始めた。幼児にオリジナルキャラクターのイラストが入った図書館利用カードを発行し、自分で選んだ絵本を自分のカードで借りる体験の場を提供。来館した幼児にはアニバーサリーカードもプレゼントし、楽しい体験を通じて読書習慣の定着を図っている。

9、10カ月児健診に訪れた親子を対象に絵本をプレゼントするファーストブック事業に続く取り組みとして、市が今年度新たに導入した事業。書籍を贈るのではなく、未就学児が図書館に足を運んで本を選ぶ体験の場を設け、図書館に親しむきっかけを提供している。

対象の幼児には月1回開く市の3歳児健診の際にカードの引換券がついたチラシを配布。オリジナルキャラクターのシール5種類から気に入ったものを選んでもらい、カードに貼って提供する。来館時には幼児の写真を添えた職員手作りのアニバーサルカードもプレゼント。幼児自身が自動貸出機を使い、発行したばかりのカードで貸し出し手続きを体験する。

同図書館によると引換券の配布を始めた9月9日の健診以降、1週間で5人の幼児にカードを発行した。同市神明町の姉妹は家族と一緒に来館。数多くの蔵書の中からじっくりと絵本を選び、司書の助けを借りながら貸し出し手続きも体験した。母親は「これをきっかけに興味のある本を自分でカードで借りて楽しんでほしい」と話していた。

同図書館では9月以前に誕生日を迎えた3歳児についてもカードを発行していく。中原淳一館長は「活字離れの中、高校生の不読率も高い状況。就学前に図書館で本を選ぶ楽しさを知ってもらい、読書の習慣化につなげてもらえたら」と期待している。

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