マツタケ、出始めるも不作不安 諏訪市後山

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諏訪市湖南後山の山でマツタケを採る遠藤さん

秋の味覚のマツタケが、産地として知られる諏訪市湖南後山地区で採れ始めている。長引く梅雨で比較的好調だった7月の”土用マツタケ”とは打って変わって、秋は遅れており、「あまり出ないままシーズンが終わってしまうかも」という不安の声も聞かれる。本格的に採り始めて今年で50年という遠藤猶善さん(70)=後山=も山を歩きながら「おかしいなあ、おかしいなあ」と首をかしげる。

9月30日、毎年ほかに先駆けてマツタケが採れるという山に入った遠藤さんは腰にびくをぶら下げながら1時間ほど歩き、長さ15センチ前後のマツタケを10本採った。ただ、豊作の年は1カ所で数本まとまって見つかり、ピーク時には同じ山で「60~70本は採れる」という。この日は1カ所に1、2本ということが多く、遠藤さんは「あるポイントでマツタケを採ると、その近くでも採れたり、後に続くような感じで出てくるのがいつものパターン。それが今年は出てこない。おかしいなあ」と寂しげな表情を浮かべた。

今年は梅雨明け後の8月に雨が少なく、気温が高い日が続いた。9月に入っても気温の高い日が続き、雨の日が少なかったこともあり、山肌は乾いていた。遠藤さんは「とにかく水(雨)が少ないんだよな」と嘆く。

遠藤さんは例年秋にマツタケ料理の店「松茸山荘」を営むが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、休業を決め、直接販売のみとしている。例年のピークは10月上旬から中旬にかけてといい、「何とかこれから出てほしい」と祈っていた。

マツタケ販売の問い合わせは同店(電話0266・58・8283)へ。

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