内視鏡手術支援ロボットを導入 伊那中央病院

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伊那中央病院(伊那市)は、内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入した。医師が内視鏡の映像を見ながら遠隔で手術器具を操作する仕組みで、より安全で患者への負担が少ない手術が可能という。同病院によると、ダヴィンチの導入は県内では5施設目、上・下伊那地方では初という。

内視鏡手術は体を大きく切開することなく、小さな穴から内視鏡や手術器具を挿入して患部の切除などを行う方法。体へのダメージを小さく、手術後の回復が早まり、痛みも軽減できる。モニターなど限られた視野の中で動きに制限のある器具を駆使する必要があるため、手術難易度は高く、執刀医の負担も大きいとされる。

ダヴィンチは、医師の操作によって手術器具を取り付けたロボットアームが人間の手のように動くだけでなく、人間より可動域が広いため、狭い空間でも自由に動かすことができ、より正確な手術が可能。執刀医は自分の視野を調節でき、アームも手元に同調させるなど自然な動きで操作できることから、執刀医や助手の負担軽減も期待できるとしている。

同病院には呼吸器外科と泌尿器科にダヴィンチ手術を行える専門医がおり、これまでに1例目の手術を呼吸器外科分野で実施し、成果を上げたという。10月からは泌尿器科でも実施を予定している。さらに治療分野の拡大も視野に入れており、医師のトレーニングを重ね、準備を進めているという。

同病院は「近年、内視鏡手術を選択する患者が増えている。内視鏡手術の利点を一層生かすとともに、先進医療に対応していくため、ダヴィンチを導入した。これまで以上に安全で負担の少ない手術を受けていただくことができる」と説明。「技能習得を目指す医師などの人材確保や育成への活用も期待される」としている。

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