2020年10月5日付

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人権尊重のまちづくり条例」を制定する和歌山県紀の川市は、市民に標語を募集して啓発活動に生かしている。「そのことば自分に向けて言えますか?」「『ありがとう』言える気持ちが思いやり」。標語作りを通して人権意識を高めている▼茅野市東部中学校で9月に開かれた文化祭では生徒会が「人権ディスカッション」を企画した。生徒代表3人が障がいを持つ人と接する際の気持ちや日常を笑顔で過ごす大切さなどを発表。体験を土台に、気付いたことを自分の言葉で伝えていた▼発表が終わると、挙手をした生徒が部活動顧問の教員へ、同じ部活動の後輩が先輩へ感謝の気持ちを伝えた。その言葉を全員で聞き、拍手を送る。身近な人にほど言えない感謝の言葉。簡単そうでなかなかできないことだと感じた▼一方、先日の米大統領選の討論会。人種差別抗議デモなどをめぐり非難の応酬となった。相手に対する敬意はどこへやら。大国のリーダーを見極めるための討論とはとても思えなかった。相手を”口撃”してやりこめることが「強さ」の証ではないだろう▼国の観光需要喚起策「Go To トラベル」キャンペーンの支援対象に東京都発着の旅行が加わった。信州を訪れたり、東京に出掛けたりする人が増えると見込まれている。誰が感染してもおかしくない中、過度な恐れは不安を生む。人権を損ねる誹謗中傷からは何も生まれない。

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