駒ケ根の72歳松本さん 百名山を踏破

LINEで送る
Pocket

中央アルプスの登山相談員、松本正治さん(72)=駒ケ根市経塚=が「日本百名山」を踏破した。一歩一歩の小さな積み重ねを大切にし、還暦に掲げた目標を12年かけて達成した。「自分でもよく頑張ったと思う」と喜びを語る。

松本さんは15年ほど前に糖尿病と診断された。病状の悪化を防ぐため毎日1万歩以上歩くなど積極的に運動に取り組むようになり、その一環で登山を始めた。

2008年、百名山の一つで、日本で2番目に高い南アルプス北岳(山梨県、3193メートル)に登頂した。以降、百名山制覇を目指し、1年間に10前後の山を登ってきた。最も印象に残っているのは国内最高峰の富士山(3776メートル)。「頂上からいくら周りを見回しても、自分より高い山がない。日本一の山に感激した」と振り返る。

100座目に選んだのは北アルプス五竜岳(富山県)だった。近くには松本さんが若い頃に足しげく通ったスキー場があり、思い出の地として最後に残しておいたという。今年9月27日に登り始め、翌日、めいと叔母と共に標高2814メートルの頂上に立った。雲が多く「眺めは駄目」だったものの、「100という節目の山の上にいる気分は最高だった」と笑みを浮かべる。

「こつこつと歩き続ければ『5分でこんなに登れた』という実感を持てる。それを繰り返し、自分を奮い立たせてきた」。登山を続けてこられた秘訣(ひけつ)を語る松本さん。今後の目標は、全国各地に10以上ある「駒ケ岳」と名の付く山々の踏破だ。「5年ぐらいで達成したい」と、新たな挑戦に踏み出している。

おすすめ情報

PAGE TOP