車椅子で「らくらく入店」 マップで紹介

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金子諏訪市長に完成した「らくらくお出かけマップ」を披露する(右から)らくらく入店の会の宮坂さん夫妻、原田さん、ユニサポすわの牛山さん=諏訪市役所

諏訪市在住の画家原田泰治さん(80)らの呼び掛けで始まった諏訪地域発祥の運動で、店舗や公共施設のバリアフリー化を進める「らくらく入店の会」に賛同する施設が、昨年6月の発足から1年余りで54施設に達した。車椅子やベビーカー利用者、障がい者、高齢者が安心して利用できる施設の存在が確認できたといい、「とてもいいこと」と原田さん。外出支援に取り組むユニバーサル・サポートすわ(ユニサポすわ)と協力し、施設を紹介する「らくらくお出かけマップ」も作り、配布を始めた。さらなる運動の広がりを願っている。

同会によると、階段や段差があるために買い物や食事を楽しむことができない人たちがいる。同会は「誰もが街に出やすい諏訪」を願い、原田さんと諏訪中央病院(茅野市)名誉院長の鎌田實さん、ミクロ発條(諏訪市)会長の小島信勇さん、酒ぬのや本金酒造(同)専務の宮坂恒太朗さんの4人が立ち上げた。原田さんが代表を務めている。

マップはA3判カラー刷り。県の地域発元気づくり支援金を活用して5000部作った。原田さんがデザインを担当し、地図に施設の所在地を表記したほか、住所や電話番号、バリアフリートイレの場所などが記載されている。「完全なバリアフリー」ではない施設も含まれるが、来店時に車椅子のスペースを確保するなど、スタッフの理解とサポート体制がある。

掲載施設の内訳は飲食店30、店舗17、病院・薬局3、美術館・博物館2、公共施設・金融機関各1。地域別だと諏訪市35、茅野市10、岡谷市4、下諏訪町3、富士見町・原村各1。飲食店はフランス料理やイタリア料理、割烹(かっぽう)、そば、パン、カフェ、ラーメンなど多岐にわたる。

5日、原田さんと宮坂さん(40)、ユニサポすわの牛山玲子代表らが諏訪市役所を訪れ、金子ゆかり市長にマップの完成を報告した。原田さんは「静かな湖面に石を投げたように徐々に波紋を広げながら県下に広がっている。お店にスロープがあればほぼ入っていける。一軒一軒広げていきたい」と意欲を語った。金子市長は「私たちの立場からも応援したい」と賛同。市は同日、市役所玄関に原田さんデザインの「らくらく入店ステッカー」を貼った。

マップは掲載施設のほか、諏訪市役所や県諏訪合同庁舎などでも配布している。同会は引き続き賛同施設の募集もしており、希望する施設にはらくらく入店ステッカーを無料配布する。来年2月ごろには運動の普及拡大に向けて、原田さんと宮坂さんのトークショーを行う計画だ。

入会の申し込み、問い合わせは、らくらく入店の会(電話080・7852・4443)、ユニサポすわ(同090・3558・4502)へ。

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