「柳並線」延伸工事進む 諏訪市

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延伸工事に伴い大半の建物が解体撤去され、JR上諏訪駅西口から諏訪湖や対岸の街並みが一望できるようになった柳並線

諏訪市が同市のJR上諏訪駅西口と諏訪湖畔を結ぶアクセス道路を新設整備する市道「柳並線」の延伸工事で、事業用地内にあったホテルや住宅といった建物の解体撤去がほぼ終了し、駅西口から諏訪湖を望む新たな景観がお目見えした。同工事は来年3月末の完成、供用開始を目指している。

駅西口の柳並線を延伸し、諏訪湖畔の都市計画道路湖周線(市道)に接続する事業で、来年4月オープン予定の「かたくら諏訪湖ホテル」のリニューアル工事に合わせ、ホテル敷地などを通過するルートを計画した。上諏訪駅から諏訪湖畔への到達時間を短縮し、中心市街地と湖畔の一体感を高めることで、観光振興やにぎわい創出を図る。

柳並線の整備区間は延長167メートルで、幅員は現道と同じ20メートル。このうち車道の幅員は9メートルで、4メートルの歩道を両側に設ける。歩道と車道の間にはそれぞれ1.5メートルの自転車通行帯を整備する。地権者は諏訪湖ホテルの敷地を所有する片倉興産(東京)と2個人で、いずれも契約済みという。

市は、湖畔で交差する湖周線178メートル区間の拡幅改良も行う。湖周線から上諏訪駅西口方面に右折する車両の増加を見込み、諏訪湖側の車線に右折レーンを設置する。柳並線と湖周線の交差部には信号機を設置するが、市文化センター前を通る市道中浜2号線と柳並線の交差部には信号機は設けない。近くの交差点に信号機があるためで、交通事故防止に向けて街路灯や路面表示を施すという。

工事は1工区が6月末に始まった。施工業者はスワテック建設(諏訪市)。現在は側溝工事や歩道工事を施工中で、上諏訪駅西口の柳並線からは、諏訪湖と対岸の街並みや山並みが一望できるようになった。駅側の柳並線65メートルを整備する2工区は8日に入札会を行い、11月ごろに着工する見通しだ。総事業費(用地買収や工事費含む)は約8億円を見込む。

JR上諏訪駅西口をめぐっては、同駅周辺の商業関係者や住民らでつくる「西口から諏訪の未来を創る会」が、西口一帯の開発を求めている。市都市計画課の金子健一郎課長は取材に対し、駅前交流テラスすわっチャオの完成や柳並線の延伸、中央道諏訪湖サービスエリアへのスマートインターチェンジ整備事業に触れ、「西口が2次交通の結節点として機能するようにしたい」と話した。

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