長野県民塩分取りすぎ 昨年度健康・栄養調査

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県は6日、昨年度実施した県民健康・栄養調査の結果(速報値)を県議会県民文化健康福祉委員会に報告した。生活習慣病の状況について、20歳以上の県民のうち男性63.8%、女性46.1%が高血圧症かその予備軍であることが分かった。県民全体で塩分を取りすぎている状況も見えてきた。

1967年に「成人病に関する食生活実態調査」として始まった調査で、おおむね3年に1回行っている。今回は県内から無作為に抽出した38地区に居住する県民のうち、協力を得られた511世帯を対象に調査した。

高血圧症は男性の27.1%、女性の29.4%を占め、予備軍も男性36.7%、女性16.7%に上る。食塩の摂取量は20歳以上の1日当たりの平均値が男性11.3グラム、女性9.8グラム。男性は8グラム以上、女性は7グラム以上で取りすぎといわれており、男女とも約9割が食塩を取りすぎの状態になっている。

野菜の摂取量は1日当たりの目標350グラム以上に対して平均は男性300グラム、女性293グラム。男女とも約7割が野菜が足りていない状態となっている。

日常の運動状況についての調査では、厚生労働省が示している20~64歳の目標1日当たり8000~1万歩に対して、20~64歳の県民は男性7028歩、女性6654歩。運動習慣のある人の割合は20歳以上全体では男性25.0%、女性21.3%にとどまるが、70歳以上では男性46.5%、女性30.6%に増える。

県では結果を精査して、信州ACEプロジェクト(県の健康づくり事業)に反映させていく考え。県健康増進課では「塩分の取りすぎや野菜不足を意識している人は増えているので、実践的な取り組みを強化していきたい」としている。最終結果は来年3月に公表予定。
 
肥満状況の調査では、低栄養傾向のある65歳以上の女性の割合が近年は増加傾向で今回は26.4%を占めることも分かった。同課では「1人暮らしの高齢者が食事が不摂生になったり、量が減ったりしている可能性が考えられる。低栄養は介護状態につながりかねないので、警鐘を鳴らしていきたい」と話した。

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