国道361号の権兵衛峠道路 対面通行が再開

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昨年10月以降、約1年ぶりに対面通行に戻った権兵衛トンネル伊那側出入り口付近=8日午後3時すぎ

国土交通省飯田国道事務所は8日、伊那谷と木曽谷を結ぶ国道361号の権兵衛峠道路を片側交互通行から対面通行に移行した。昨年10月に接近した台風19号の影響で橋台付近の斜面が崩落し、復旧工事に着手して約1年。橋梁部分は全面復旧し、通行は崩落前の状態に戻った。国交省によると、現場では引き続き橋梁下ののり面工事を行い、今年度内には全ての工事を完了させる見込みだ。

対面通行は午後3時に移行。片側交互通行に使った機材を撤去した後、交通誘導員がドライバーに対面通行を促した。移行の時間帯が夕方の帰宅ラッシュ前とあって混雑はなかった。

権兵衛峠道路は昨年10月の台風19号により、南箕輪村北沢山神谷地区で土砂崩落が発生。同月20日未明に権兵衛トンネル伊那側出入り口の権兵衛2号橋の橋台付近が崩落し、全面通行止めになった。識者らで つくる災害復旧技術検討委員会は 崩落の原因について、台風による大雨の影響で「地下水の流動層から相当量の地下水が流出したことによるもの」と、調査結果に基づく推定を発表していた。

その後、長さ約15メートル、幅約4メートルの鉄骨製仮橋を設置し、約2カ月後の12月19日には片側交互通行にして工事を続けていた。

飯田国道事務所の田中智徳副所長は、国と県、地元市町村の復旧に 向けた連携を強調した上で「国道361号は通勤、通学、物流、観光に使う重要な道路。 通行止めとなって伊那と木曽両地域の皆さまが困っている状況を聞き、速やかに通れるよう努めた」とし、対面通行の実現に「正直ほっとしている」と述べた。

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