混雑見える化 大浴場入口に確認システム導入

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CO2濃度の数値と色、音で男女大浴場の混雑状況を知らせるシステム=9日、茅野市の蓼科親湯温泉

混み具合、一目瞭然―。諏訪地方で温泉旅館を経営する親湯温泉(茅野市)は、二酸化炭素(CO2)濃度を用いて、大浴場の「密」状態を入り口で確認できるシステムの運用を始めた。人が集まるほど呼気でCO2濃度が上昇することに着目して、同市宮川の「宝産商」が開発した新製品を導入。混雑状況を”見える化”することで、宿泊客が安心して大浴場を利用できるようにする。

茅野市の蓼科親湯温泉、諏訪市の上諏訪温泉しんゆ、萃sui―諏訪湖の3施設で導入した。濃度を測定するセンサーを脱衣所に設置。近距離無線通信で大浴場の入り口に置いたタブレット端末に送信し、混雑状況を▽緑色(混雑なし)▽黄色(やや混雑)▽赤色(混雑)―の3段階で男女別に画面表示する。

厚生労働省が示す基準値で設定し、濃度が1000ppm未満であれば緑色が表示される仕組み。端末の近くには3カ国語で書いた説明書を掲示する。今後、スマートフォンで客室からも状況が分かるようにする考え。施設が換気のタイミングをつかむことにも役立ち、従業員も小まめにチェックしていくという。

宿泊施設にとって大浴場の3密対策は課題の一つで、親湯温泉の柳澤幸輝社長は「お客さまに安心を与えられる指標として、CO2濃度は有効と考えた」と説明。夕食時間を細かく分けることで、大浴場の利用を分散化させる従来の取り組みも継続する。

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