「移動知事室」諏訪でスタート

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仙岳の小口社長(左)と対話する阿部知事

阿部守一知事が一定期間、地域に滞在して視察や地域住民との対話を行う「しあわせ信州移動知事室」が15日、諏訪地域で2日間の日程で始まった。初日は諏訪6市町村の首長や飲食、製造、宿泊の事業者、移住若手起業家らと、コロナ禍の中での事業展開などについて意見を交わした。

移動知事室を諏訪地域で行うのは今回が3回目。昨年10月に実施を予定していたが、台風19号の被害対応のため、中止した。今回、新型コロナウイルスの感染防止対策と社会経済活動の両立を目指す県の姿を示そうと、同ウイルスの感染拡大以降では初めて1泊する日程を組んだ。

15日午前の日程を終えた阿部知事は、諏訪市湖岸通りの日本料理店「仙岳」で昼食を取った。食事に先立ち、同店の小口慶一郎社長(58)と懇談し、新型コロナの影響に耳を傾けた。小口社長によると、全体的に「抑制モード」が続いており、忘年会シーズンの予約は低調気味。阿部知事は「飲食店が元気になれるように取り組んでいきたい」と述べた。

製造業者との意見交換では、経営者から「開発、技術相談から販路開拓までの流れが、県の支援機関が縦割りのためスムーズにいかない。商売になるまでの各段階を分けず、一気通貫で支援してほしい」といった意見があり、知事は「確かにそうだ。その課題は共有する」と応じた。海外に発注していた仕事を国内に戻そうとする動きがあることを報告し、「諏訪が地域として、受注を伸ばすチャンス」と伝えた別の経営者に対しては、「諏訪のものづくりに寄せられている国内企業の期待に応えられるよう、県としても課題解決に取り組む」と語った。

16日は富士見町などで視察を中心に行う。

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