知事が富士見町に 農業と観光の連携視察

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野菜生活ファーム富士見を視察し、話を聞く阿部知事

阿部守一知事が15日から諏訪地方に滞在して視察や地域住民との対話を行う「しあわせ信州移動知事室」が16日、終了した。2日目は富士見町内を中心に対話を重ねた。2日間を振り返った阿部知事は「諏訪地域のポテンシャルの高さに改めて認識を深めた」と語った。

視察先のうち、富士見町内では野菜のテーマパーク「カゴメ野菜生活ファーム富士見」と富士見パノラマリゾートを訪れた。

野菜生活ファームでは、カゴメ本社の寺田直行会長と同ファームの河津佳子社長、八ヶ岳みらい菜園の宮坂典利社長が環境に配慮した農工業の展開や、農業と観光の連携の実績を説明。県との一層の連携強化を確認し合い、これからの県政の方向性を探った。

同ファームは地区内に野菜ジュース工場を持つカゴメと町、大平地区の3者が連携し、県の事業支援を受けて4年がかりで区画整理と用排水路を整備。約11・5ヘクタールの水田を高収益作物の生産可能な農地へと転換し、トマト用の大型ハウス、レストラン、農業体験施設などを備えた観光ゾーンを形成した。

阿部知事は意見交換の中でも特に、ジュース工場の排二酸化炭素を農業用ハウスでトマト栽培に再利用して収量を2倍以上に上げていることに強い関心を示し、「ゼロカーボン、SDGsへの取り組みにも通じ、県が目指す方向と一致している。これからも行政との連携をお願いしたい」と述べた。

また、「地方回帰を促すには県下の基幹産業である農業と観光を連携させつつ、居心地の良い空間、農業雇用の創出が必要」と持論を示した。寺田会長は「県外へのPRを一層強力に展開してほしい」と期待を寄せた。

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