災害時段ボール製品供給 伊那市が2社と協定

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協定書を取り交わした白鳥孝市長(中)とレンゴーの河辺敏郎松本工場長(右)、アリマックスの伊澤芳夫社長

伊那市は20日、段ボール製品製造・販売のレンゴー松本工場(松本市)、アリマックス(伊那市)と災害時の段ボール製品の供給に関する協定を締結した。避難所開設時に供給を受け、間仕切りや個室の設置に活用する計画。避難者のプライバシー確保や感染症対策を図り、安心して避難生活を送ることができる避難所を目指す。

協定では、市内で地震や風水害などの災害が発生、またはその恐れがある場合に、両社に対し、段ボールのシートやケース、簡易ベッドなどの供給を要請することができる。この日は協定の調印式が市役所で開かれ、白鳥孝市長とレンゴー松本工場の河辺敏郎工場長、アリマックスの伊澤芳夫社長がそれぞれ協定書を取り交わした。

白鳥市長はあいさつで「近年は自然災害が多発している。避難所では段ボールが有効に使える」と期待。河辺工場長は「東日本大震災をきっかけに段ボールの活用方法が見直された。万一の際には精いっぱい努めていきたい」と応じ、伊澤社長も「会社は市内にあり、レンゴーとも取り引きがある。手を組みながら市民のために協力していきたい」と話した。

新型コロナウイルス感染拡大で避難所の感染症対策が課題となる中で、市はパーティションなどの代用品として段ボールの有効性に着目。かさばるため、保管場所が必要な上、水や湿気に弱く、備蓄が難しいという課題があったが、今回の協定により段ボールを効率的に確保できる見通しになった。先に市内企業が開発した段ボール接続グッズとの組み合わせも視野に、避難所の環境整備につなげていきたい考えだ。

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