県内いじめ過去最多 昨年度県教委まとめ

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県内の小中学校と高校、特別支援学校の計713校で2019年度に確認されたいじめは、前年度比10.8%増の1万198件となり、過去最多を更新したことが22日、県教育委員会のまとめで分かった。重大化を防ぐため、冷やかしやふざけ合いなどの軽微なケースも積極的に認知していて、15年度(1567件)に比べて6.5倍となった。一方、小中学校の不登校も過去最多の3551人(同比10.0%増)となった。

県教委心の支援課によると、いじめ調査は文部科学省の方針で16年度から初期段階と思われるいじめも含めて細かく把握していて、同課は認知件数の増加を肯定的に評価した。また、19年度に確認されたいじめのうち89.4%が解消済みで、積極的な認知が早い段階での解消にもつながっているという。

校種別のいじめ件数は、小学校で前年度からの増加率が大きく1155件増の7758件、中学校は146件減の2020件、高校は26件減の325件、特別支援学校は9件増の95件。県内におけるいじめの態様については明らかにしていないが、全国調査と同様に「冷やかし、からかい、悪口」が多い傾向で、SNS(交流サイト)を介したいじめも確認されたという。

不登校は、年間30日以上の欠席者(病気理由を除く)を集計したもので、小学校が同比146人増の1178人、中学校が176人増の2373人。このうち90日以上の欠席者は49.0%。児童生徒1000人当たりの不登校数は21.8人で、全国平均より3.0人も多かった。

不登校の増加要因について同課は、休養の必要性や支援強化をうたった教育機会確保法(17年施行)により「学校に行かないことは問題でない、ある程度は休ませてよいといった意識が浸透しつつあるため」とした。

一方で、特別支援学校を除いた小中学校と高校を対象にした暴力行為の調査では、教師に対する暴力や生徒間の暴力、器物損壊などを1067件確認。前年度より257件増えた。

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