今年度SUWAデザインP 諏理大生が初参加

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金型製造の現場を見学し、従業員の説明に聞き入る(右から)諏訪東京理科大学の二木さんと井出さん=諏訪市の旭

諏訪市は23日、首都圏のデザイナーらと市内製造業者がものづくりの新展開を目指す「SUWAデザインプロジェクト」の今年度の取り組みを開始した。初めて公立諏訪東京理科大学(茅野市)の学生20人が参加。市内企業5社を取材し、デザイナーら専門家の助言を受けながら、12月上旬にも各社の思いをまとめた動画を完成させる。

今年度は「諏訪の産業を次の世代へ受け継ぐための人材育成と情報発信の土壌形成」がテーマ。ラーメンチェーンの「テンホウ・フーズ」(諏訪市中洲)、アルミダイカスト金型製作の「旭」(同市湖南)、観光事業の「ホテル紅や」(同市湖岸通り)、漬物製造販売の「松尾商店」(同市高島)、精密部品加工や医療関連部品製造の「高島産業」(茅野市金沢)が参加している。

23日は、同大機械電気工学科2年の二木達朗さん(20)=神奈川県川崎市出身=と、情報応用工学科1年の井出勇気さん(19)=静岡県富士市出身=、クローバーデザイン(下諏訪町)の宮本総子代表、市職員2人が参加。各事業所を訪問し、会社の概要や事業内容に理解を深めた。

このうち旭(増澤久臣社長、社員12人)では金型製作の現場を見学し、国内数社の「金属接合」技術の説明を熱心に聞いた。同社製造部門の巻渕浩志さん(41)は、金型製作には失敗が許されないとした上で「リスクがでかい分、ちゃんとできたときはうれしい」と語り、「金型以外のチャレンジも常に考えています」と話していた。

二木さんは「勉強していることを現場で見ることができて楽しかった。接合技術を生かした日用品があったら面白い」と語り、社員の熱意に感激した様子。井出さんは「今の自分に何ができるかを知りたい」と意欲を語った。

会社訪問は24日にもあり、学生18人が参加する。25日からは事業所ごとのグループに分かれ、委託業者の「ロフトワーク」(東京)を交え、企業担当者と一緒に動画制作を進める。12月6日に成果発表会を開く予定だ。松尾商店の柳澤廣明社長(47)は「若者に会社がどう見られているのかを知り、事業をブラッシュアップする機会にしたい」と話している。

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