有賀林野 自生クロモジの恵みをお茶に

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「有賀の黒もじ茶」の完成を喜ぶ小泉社長(右)と岩波当主

森林管理を行う諏訪市豊田の有賀林野(小泉吉彦社長)は、管理する山林に自生するクロモジを原料にした茶「有賀の黒もじ茶」を製品化した。22日夜に下諏訪町横町の下諏訪宿本陣岩波家(岩波太佐衛門尚宏当主)で完成披露会が行われ、関係者が集まって香り高い味わいを確認し、仕上がりの良さを喜び合った。11月3日から先行販売の予約を受け付ける。

同社は豊田有賀などの森林約460ヘクタールを管理している。クロモジは山林の境界巡視などの活動で多数の自生を把握していたが、商品化には至っていなかった。薬酒メーカーとの取引を模索した時期があったが、実現しなかった。今春に小泉社長が静岡県袋井市の製茶業者と連絡を取ったのがきっかけで、製品化に向けて動き出した。8月に23キロを収穫して製茶業者に送り、9月下旬ごろに完成した。

3グラムのティーパック5包入りで販売価格は800円(税別)。湯を注いですぐに飲める手軽さがある一方、煎じて飲むと、味わいが一層まろやかになる。パッケージに描かれた商品名は、御柱祭が縁でつながりがある諏訪清陵高校の書道部に依頼した。

披露会で小泉社長(64)は「有賀の里山の恵みをこうした形で味わうことができてうれしく思う。山を守る大切さが黒もじ茶を通じても伝わるといい」と話し、岩波当主(48)は「新しいことに挑戦するのは大変なこと。地元の高校生も協力した黒もじ茶が将来的に地元の名物になっていけば」と期待を込めた。

今年度は530個生産し、このうち、300個を販売する。先行販売の期間終了後に在庫があれば、12月5日から岩波当主が社長を務める信州諏訪ガラスの里(豊田)のショップ内で販売する。

予約、問い合わせは平日が有賀林野(電話0266・58・2020)で午後1~6時、土日曜は信州諏訪ガラスの里(同0266・57・2000)で午前10時~午後5時に受け付ける。

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