富士見の「ジャンピン」 パン定期販売が実現

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富士見駅前商店街内で定期販売を始めるジャンピン

パンの製造販売を手掛ける富士見町の障がい者就労支援事業所「Jumpin,(ジャンピン)」は、26日から同町のJR富士見駅前商店街内で定期販売に乗り出す。障がい者が地域の中で住民と触れ合いながら働く体験を―と昨年来、商店街の有志と準備を進めてきた。パン作りの事業を立ち上げて5年目を迎え、障がい者が社会で自立するために「さらに一歩、地域の中に踏み込んで、自身の可能性を広げる挑戦の場にしたい」(根村隆司所長)としている。

同事業所は社会福祉法人清明会が、障がい者の働く場を求める地域の声に応えて2016年夏に開設。障害者自立支援法にのっとり、12人が就労している。

高級素材を使ったおいしさ、多彩な商品を売りに販路を広げ、現在は工場に併設の直売店のほか、諏訪地方の公共施設や企業、個人宅など200カ所以上へ出張販売している。また、地元の各種イベントへの出店依頼に応えて地域との接点を年々増やしてきた。

住民生活のただ中での就労活動は「かねてからやりたいと温めてきた。住民の支えを得ながら、一緒に働くのが障がい者が社会に巣立っていくための本当の一歩」と根村所長。「商店街の活気づけにも貢献できれば」と話す。

スタッフの一人、伊藤陽平さん(24)=同町葛窪=は「どんなお客さんが来てくれるか期待している。製造作業では袋詰めや値札付けなど間違えないよう心掛け、販売ではポップを工夫したり、お客さんに目線を合わせ、品物を受け取りやすいように気を配ったりしたい」と意気込んでいる。

販売は旧細川理容店を改装した町民交流スペース「あんきらこん」で。26日から当面は毎週月、水曜日の週2回、午前11時半から午後1時ごろまでを予定する。来店客のニーズを探りながら商品構成、販売日を増やしていく計画だ。

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