ネット学習が倍増 伊那市が生涯学習意識調査

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伊那市教育委員会は、生涯学習に関する市民の意識調査結果をまとめた。学習活動の方法では「インターネットや携帯サイト」が大幅に増え、ネットの普及に加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛や講座の減少が要因とみられる。新型コロナが市民の学習活動にも影響を及ぼしている状況が改めて浮き彫りになった。

調査は、今年度策定する第2次生涯学習基本構想に市民の意見を反映させる目的で実施。今年7月、無作為抽出した15歳以上の市民1000人を対象に郵送で行い、440人(44.0%)から回答があった。複数回答が可能な設問もあり、合計比率が100を超える場合がある。

この1年間に行った学習活動は、趣味(音楽、美術、写真など)が44.1%で最も多く、次いで、「健康、スポーツ」(各種健康法、ジョギング、水泳など)が38.4%、「家庭生活に必要な知識・技術」(料理、裁縫、家庭菜園など)が36.8%など。「学習活動をしていない」は18.6%で、前回調査(2015年)より12.9ポイント減った。前回同様、社会的活動やボランティア活動への関心は低く、「社会教育面での取り組みが必要」としている。

学習の目的は、「楽しみや生きがい」67.9%、「教養や能力向上」50.0%、「健康維持・増進」49.2%が上位。「友だち・仲間づくり」は低下し、代わって「家庭生活に必要」「仕事、就職、転職に必要」が増加。必要性があって学習活動を行っている様子がうかがえる。

学習方法では、「インターネットや携帯サイト」と「新聞、雑誌、書籍」がともに4割を超え、前回から倍増。「テレビ、ラジオ、有線放送」や「通信教育」を含め、個人、自宅で行える方法の割合が増え、新型コロナによる外出自粛や講座の減少が要因とみられる。施設利用についても「自宅」が6割に上り、学習方法の傾向が学習場所にも表れた形となった。

自由記述では、インターネットの普及や新型コロナ感染拡大の影響を踏まえ、「インターネットで情報収集ができたり、学べたりする講座が必要」という意見がある一方、「シニアにとっては、インターネットはハードルが高い」との声もあった。

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