駒ケ岳にオンライン登山 駒ケ根観光協会

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全国各地に散らばる参加者とオンラインで結び、全員完登を祝って乾杯する鈴木ともこさん=25日、駒ケ根市内

駒ケ根観光協会(駒ケ根市)は10月24、25日、山の魅力を発信する漫画家の鈴木ともこさん=松本市=をホストに自宅などで楽しめるオンライン登山ツアーを開いた。コロナ禍で全国から人が集まって登山するイベント開催が難しい中、多くの人に中央アルプス駒ケ岳に登った気分を味わってもらおうと初めて企画。インターネットテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用し、参加者は事前に収録した映像を見ながら鈴木さんの案内で疑似登山を楽しんだ。

中アの国定公園化も記念した取り組み。両日で計4回のツアーを開催し、定員(計80人)を上回る応募があった。7日に鈴木さん本人が登頂して映像を収録し、ツアー当日はバス、ロープウエーを経由して山歩きするその時の様子を配信した。

鈴木さんがいる駒ケ根市内のスタジオと全国各地に散らばる参加者を結び、自己紹介しながら登山を開始。八丁坂では「オットセイ岩」を横目に見ながら急な登りを味わい、山頂では北アルプス槍ケ岳なども望む360度のパノラマを満喫した。

おやつをつまみながら全員で登頂を祝い、下山後は参加者に事前に送られた地元の南信州ビール「宝剣岳エール」とすずらんヨーグルトで乾杯。「足元に注目した映像などもあり、実際に登山しているのと同じイメージが体感できた」など全員で感想を語り合い、山談義に花が咲いた。

10カ月の長男奏太朗君と一緒に楽しんだ神戸市の加治屋さやかさんは「駒ケ岳に登った時の記憶がよみがえった。2年間信州の山に行けていないが、子どものリアル登山デビューは中アに決めています」と笑顔を見せた。

「正直、最初はどうなるかと不安もあったが、オンラインでつながり誰でも登山を楽しめるのはすごい。コミュニケーションも図れるし、選択肢が増えるのはとてもいいこと」と鈴木さん。「コロナが落ち着いてきたら、またみんなでリアルの登山も楽しみたいですね」と話した。

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