集まれ“お年寄り学芸員” 井戸尻考古館など

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富士見町歴史民俗資料館と井戸尻考古館で行われている「おじいちゃん・おばあちゃん学芸員」の取り組み

富士見町歴史民俗資料館と井戸尻考古館で行われている「おじいちゃん・おばあちゃん学芸員」の取り組み

富士見町歴史民俗資料館と井戸尻考古館は、今年も祖父母と孫やひ孫を含む家族らの入館料を無料にする「おしえて!おじいちゃん、おばあちゃん~夏休み、集まれおじいちゃん・おばあちゃん学芸員」の取り組みを行っている。同資料館が収蔵・展示している昭和までの民具がどう使われていたのか、次世代に語り継いでもらおうという狙いだ。

来館する高齢者の中には展示資料を懐かしむ人も多く、職員よりも詳しい知識を持っていることから、失われゆく記憶を子や孫に伝えてもらおうと始め3年目。昨年までは8月1カ月間だったが、今年は子どもたちの夏休みに合わせ7月23日から8月末まで行っている。

取り組みによる同資料館の無料入館者数は初年度156人、昨年119人で、8月の入館者数が例年の1・5倍に増える効果を生んでいる。

子や孫は、実際に使っていた祖父母から話を聞いて展示資料への理解が深まるほか、祖父母が歩んだ人生を知る機会にもなる。同資料館によると、思い出を振り返り、話をしたお年寄りからは「楽しかった」という声が聞かれ、入館前より元気に帰途に就く姿が見られるという。

富士見小5年の渋井皆見さんは母方の祖母、平林由美子さん=茅野市=と入館し「弁当箱も現代と比較して見てみると面白い。おばあちゃんにいろいろ聞いて具体的に教えてもらった」。平林さんは「孫と同じ話題で会話ができた」と話していた。

展示室の一角にはお手玉など昔のおもちゃも置き、自由に遊べるようになっている。

通常は月曜休館だが、15日は開館、16日は休館。問い合わせは同資料館(電話0266・65・3572)へ。

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