厳しい諏訪の雇用 転職・移住者就職説明会

LINEで送る
Pocket

求職者が企業の人事担当者と面談した諏訪地域転職・移住者就職説明会=ララオカヤ

諏訪公共職業安定所と諏訪地方6市町村、県が主催する「諏訪地域転職・移住者就職説明会」は28日、岡谷市中央町のララオカヤで開いた。新型コロナウイルスによる採用活動への影響は大きく、参加企業数は前年を26社下回る74社。一方、来場した求職者は73人増の169人で、厳しい雇用状況を反映して転職や再就職希望者の姿が目立った。

岡谷、諏訪両市の合同で2011年に始めた就職説明会。求職者の対象は離転職者、I・Uターン就職希望者、来春卒業予定者と幅広く、16年からは移住者向けの相談にも応じている。
 
参加企業の業種は製造業が最多の22社、次いで医療福祉関係が16社、建設業が12社。新型コロナウイルスの影響で採用を控える企業も多く、基幹産業である製造業の参加は前年を17社下回った。求職者の内訳は一般135人、学生34人。諏訪圏域への移住を見据えた就職の相談もあった。

各社のブースでは人事担当者が仕事の内容を説明し、会社の特徴をPRした。岡谷市内の製造業の経営者は「通年で専門職を募集しているが、媒体が少ない」といい、合同説明会に初参加。コロナ禍の影響もあって「今年は例年より応募や問い合わせが多い」と話し、直接顔を見て話しができる個人面談形式の説明会に期待を寄せていた。

茅野市出身で県内の短大に通う2年生の女子学生(20)は「昨年12月ごろから就活を始めたが、コロナの影響で2月以降は説明会がなくなった。就職への焦りはある」と心境を吐露。参加企業の資料を手に「高校時代に取得した商業系の資格を生かす仕事があれば」と話していた。

同職安によると、管内の8月の有効求人倍率は1.03倍で全国平均の1.04倍と同水準。コロナ禍で採用を控える傾向はみられるが、「アフターコロナを見据えて技術開発に取り組む企業もあり、それを担う人材も必要になっている」と指摘している。

おすすめ情報

PAGE TOP