伊那谷の恵み凝縮 「シカナンソバ」販売開始

LINEで送る
Pocket

「シカナンソバ」を完成させた山根健司さん(左)と長谷部晃さん

伊那市の名物そばと森の恵みの鹿肉がコラボレーションした「シカナンソバ」が完成した。地元産の素材にこだわり、伊那谷を凝縮した一品に仕上げた。これまで2年間、森を楽しむイベント「森JOY」の企画の一環で「鹿南蛮そば」として提供し、好評を得てきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で森JOYがオンライン開催となったことから、家庭でも楽しめるように地方発送という形で新たに開発した。31日からオンラインで数量限定で販売する。

森林資源を生かしたまちづくりを推進する同市の「50年の森林ビジョン」を官民で応援する「伊那市ミドリナ委員会」がプロデュースし、ともに同委員でもあるそば職人の山根健司さん(55)=同市高遠町=とジビエ料理人の長谷部晃さん(47)=同市長谷=が共同で開発した。

そばは、かつて高遠町や長谷で作られていた在来種を復活させた「入野谷在来」のそば粉を使用。粗びきにして風味を閉じ込めた。鹿肉は、そば麹みそなどで味付けしてロースト。つゆは、鹿の骨やかつお節、昆布、唐辛子などからだしを取り、しょうゆやみりん、焼きみそなどで濃厚な味わいに仕上げた。

付け合わせや薬味には、山芋のすりおろし、伝統野菜・羽広菜の葉とカブを乾燥させてから戻したもの、キノコ、さんしょう、干し柿、蜂の子、コウタケのオイルなどを添えた。すべて地元産という。

今回のセットは秋冬バージョンとし、開発に当たっては「冬の寒さが厳しい伊那谷でどう命をつないできたか」に思いをはせ、保存食や発酵食に着目。「食べた後に体が温まり、エネルギーが湧いてくるようなイメージで仕上げた」という。「伊那谷の恵みと伊那谷を思う人たちの気持ちが込められた。森の中にいるような感覚を味わってほしい」と話している。

全50セットを予定し、31日から20セット、11~12月にお歳暮セットと年越しセット各15セットを販売。価格は1セット2人前で1万円(送料、消費税別)。注文はシカナン販売サイト(https://sicanan.base.shop/)からオンラインのみで受け付ける。

今後、季節に合わせて旬の素材を取り入れた春、春夏、夏秋の各バージョンも販売していく予定という。11月1日の森JOYには2人もオンラインで出演し、シカナンソバに込めた思いを語る。

おすすめ情報

PAGE TOP