古民家の蚕室アトリエに 参加体験型WS開始

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住民と一緒に改装する「荒神の古民家」の蚕室=茅野市神之原

茅野市神之原の「荒神の古民家」で、創作・表現を通して多世代が交流する場を設ける「アトリエももも」は、母屋の脇にある築75年の蚕室を改装し、アトリエとしてよみがえらせる取り組みを始めた。現在は月3回の集まりだが、いつでも利用でき、いつでも表現できる常設のアトリエにする考え。子どもや高齢者、障がい者など、だれもが使いやすい場所にしたいと、参加体験型ワークショップで空間や構想をつくり上げていく。

「ももも」は、福祉現場でアート活動をする諏訪地方の女性有志が2月から開始。母屋に画材を用意し、参加者は好きな場所で絵を描いたり工作を楽しんだりしている。

いずれは常設のアトリエを持ちたいと考えていた有志たち。長年眠っていた蚕室を改装し、使用していいという古民家所有者からの温かな言葉を受け、準備や掃除に取り掛かった。市みんなのまちづくり支援事業に採択され、住民と一緒につくり上げるワークショップ(WS)が実現。富士見町の建築家藤原一世さんが講師として加わる。

24日の初回には近所の親子や女性、大工らが集まり、趣ある引き戸や障子、しっくい壁を磨いた。同市ちのの有賀絵梨さん(38)は「新しい命を吹き込み、新しい形で使われることが楽しみ」。子育て世代は「古い物や昔の文化に触れることは、わが子にとって貴重」と喜んだ。

WSは今後、月2回のペースで行い、来年3月に「未来予想図」を作成。養蚕の道具類や建具のリメーク、家具の配置なども検討し、1年後の来年秋に本格オープンさせる計画でいる。作品展や歌、演奏、踊りなどの発表もしたいと夢を膨らませている。

創作・表現を通して「ごちゃまぜ」につながり、人や暮らしの潤滑油になることを目指す「ももも」。WSでも多様なつながりや表現が生まれることを期待し、幅広い世代に参加を呼び掛ける。有志の1人で芸術療法士の西川直子さんは「知恵と工夫を集め、自分たちの手で、親しみや愛着を感じられる空間をつくり上げたい」と話している。

開催日程など詳細は「アトリエももも」フェイスブックへ。改装に伴い、一時的に家具などを保管してくれる協力者も募っている。問い合わせは西川さん(電話080・6783・3529)へ。

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