クマに襲われ女性重傷 伊那市西箕輪大萱

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現場付近で話し合う市職員と猟友会のメンバー=午後5時25分ごろ、伊那市西箕輪大萱

10月31日午後4時15分ごろ、伊那市西箕輪大萱の住宅敷地内で、家人の無職藪原朝子さん(79)がクマ1頭に襲われた。顔の骨を折る大けがを負ったもよう。市内では同日午前1時30分ごろ、中央の伊那公民館付近で体長約1メートルの成獣が目撃され、以降、同じ個体とみられるクマの目撃が相次いでいた。クマは同市と南箕輪村の境を流れる大清水川沿いを上流に向かって移動したとみられる。

現場は大清水川北側の住宅地。午後2時45分ごろ、付近でクマ目撃の一報があり、駆け付けた市耕地林務課職員は「やぶから出てきたクマが大清水川右岸を走って逃げる姿を見た」。職員が伊那猟友会西箕輪支部会員と一緒に、近隣住民に外出を控えるよう呼び掛けて回っているさなかに女性は襲われた。

上伊那広域消防に通報した猟友会員は「屋外に置いてある灯油を取りに行った際、背後から襲われたらしい」と話す。同本部によると、藪原さんは市内の病院に運ばれ、搬送時、意識はあった。

1日朝から、市職員と猟友会員で周囲を巡回する。「市内でクマによる人身事故は近年起きておらず、死亡事故も少なくともここ10年は確認されていない」と同課。「今年はクマによる人身事故が県内で多発している。生息環境が変化し、どこにでも出没するようになった。注意してほしい」と呼び掛けている。

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