城北小への感謝歌声に 閉校記念式典

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城北小への感謝の気持を込めて「ぜんぶ忘れない」を熱唱する高学年児童

今年度末で閉校する諏訪市城北小学校の開校55周年・閉校記念式典が10月31日、同校で開かれた。全校児童の「音楽会」とPTA、同窓生らによる「語る会」が行われ、児童や保護者、同窓生ら約300人が参加。55年間の歴史を振り返り、慣れ親しんだ学びやに感謝の気持ちをささげ、別れを惜しんだ。

式典は、午前の音楽会と午後の語る会の2部構成。学校やPTA、同窓会などでつくる実行委員会(宮野孝樹実行委員長)が主催した。

音楽会は全校児童93人が学年単位で打楽器中心の合奏を披露した。低学年と高学年の合唱もあり、低学年は3年生が作詞した「わたしたちの学校坂道」、高学年は合唱曲「ぜんぶ忘れない」を力いっぱい歌い、城北小への思いを歌声で表現すると、会場は大きな拍手と涙に包まれた。

学校生活の映像上映に続き、最後に5、6年生が校歌を演奏。前期児童会長の柿澤來叶君は「当たり前だったここでの生活ももうすぐ終わる。今、最後の音楽会を始めよう」と呼び掛け、校歌演奏前には後期児童会長の春宮拓真君が「僕たちを育ててくれた学校へ感謝の気持ちを込めて演奏します」と話していた。

宮野実行委員長は「学校がなくなるということは地域に根付いていた文化がなくなること。子どもたちの姿や風景がなくなることは寂しいが、新しい学校で新しい先生や友達と楽しく学び、健康な体と豊かな心を身につけてほしい」と期待した。松井聡校長は「55年間の歴史に関わってきた方々に感謝し、残された学校生活に誇りを持って過ごしていきたい」と述べた。

2部の「語る会」では、1968年度卒業生で元諏訪清陵高校付属中学校校長の石城正志さんが「城北小学校のDNA」と題して講演した。55年の歴史を振り返る映像上映に続いて、全員で万歳三唱をして締めくくった。

城北小は66年4月に開校し、児童数は72年に最多の547人に達した。市は少子化と教育環境の充実に対応するため、城北小と高島小を統合し、高島小校舎に「上諏訪小学校」を来年4月に開校する。城南小の一部通学区も変更し、隣接する上諏訪中との小中一貫教育を始める計画だ。

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