2016年08月16日付

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夏休みも最終盤となった。子どもたちは、残りの休みの日数と宿題や課題の残りの量を比べて、慌て始めるころだろうか。休みの間、各地で子ども向けの工作教室や自然体験、地域の大人から勉強を見てもらえる寺子屋などの行事があった▼茅野市には市民が里山に親しめる約200ヘクタールの「市民の森」があり、緑の季節には森林整備や講習会、森の散策、観察会などが行われている。この森を会場にNPO法人八ケ岳森林文化の会が夏休み企画で「家族で楽しむ森の観察」を開き、親子が昆虫観察を楽しんだ▼出発地点から2キロ近く歩いて目的地の池へ。子どもたちは道々、捕虫網でバッタやチョウ、ウスバカゲロウ、セミなどいろいろな虫を集めた。満足そうに眺める籠の中には、途中の小川の近くで捕まえたらしいカエルの姿も▼恐らく即興で作ったであろう自作の「カエルの歌」を、繰り返し口ずさむ上機嫌な男の子がいた。「カエルを捕まえてとってもうれしいんだ」といった歌で、自分がやり遂げた大仕事に納得の笑顔だ。大人たちは池の周辺に集まった子どもたちに、昆虫の豆知識を伝授▼「バッタは足を持つと足がもげてしまうから羽のところをこうやって持ってごらん」「ウスバカゲロウは飛ぶのが下手な虫だよ」。経験に基づいた味のある解説が続いた。間もなく始まる学校で、友達にさっそく虫博士ぶりを誇らしげに披露する姿が目に浮かぶ。

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