小紋染めに焦点 岡谷蚕糸博物館で企画展

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伊勢型紙を使った小紋染めの見本と中島さん

岡谷市の岡谷蚕糸博物館で、企画展「信州型染―中島久雄 小紋染めとともに―」が開かれている。伝統的な伊勢型紙を使った小紋染めを継承する小紋師、中島久雄さん(67)=飯田市=に焦点を当てた展示会。7、22の両日は中島さんが型染めの実演を披露するイベントがあり、参加者を募集している。

絹に関わる県内の職人や作家を取り上げる企画展の第2弾。中島さんは古くから染めと織りの産地だった飯田で、県内では2軒のみになったという型染めによる小紋染めを先代の父から受け継いでいる。

小紋の型染めは、型紙彫刻師が高度な技で模様を彫った伊勢型紙を使い、白生地に独特の紋様を染め抜く。生地の上に模様が彫られた型紙を置き、その上からのりを塗ると、のりが付いた生地の部分だけ染まらずに残り紋様が出る。

会場には、中島さんが手染めした着物と反物各6点、型紙、道具、染めの見本などを展示。反物をさまざまな型紙で染めた見本は、昭和30~40年代、平成10年代の模様の移り変わりが一目で分かる。実際に作業で使っていた長板を設置し、染める手順をパネル写真で紹介している。

中島さんは「こうした染めの技術があり、飯田に染め屋があることを知ってほしい」と話している。

イベントは7、22両日の午前10時30分、午後1時30分から、中島さんのギャラリートークと型染め実演を行う。定員は各回20人で先着順。

展示は来年1月17日まで。開館時間は午前9時~午後5時。水曜休館。イベント参加申し込み、問い合わせは同館(電話0266・23・3489)へ。

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