伊那市の中心市街地に子熊 確保し山へ放つ

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伊那市内の電気店で捕獲された体長約40センチの子熊(伊那市提供)

3日午前10時20分ごろ、伊那市荒井の商店街にある電気店の自動ドアから体長約40センチの子熊が店内へ入った。子熊は店舗の片隅でうずくまっているところを地元猟友会員が捕獲し市内の奥山へ放した。同日午前中には荒井地区の伊那中学校付近や県伊那合同庁舎付近で熊が相次いで目撃されており、伊那署は周辺のパトロールを強化し、市民へ注意を呼び掛けている。

子熊が捕獲されたのはJR飯田線伊那市駅から直線距離で約100メートル、県道南箕輪沢渡線伊那市駅前交差点から約10メートル南側の「ミツワ無線電機商会」の店内。経営者の春日幸雄さん(70)によると、子熊は店内に入った後、壁沿いに店の奥へと向かい、壁際で丸まったという。ちょうど来店した女性客が協力し、近くの駅前交番へ駆け込んで状況を説明。訪れた署員や猟友会員が子熊を生け捕りにした。

春日さんは「最初は自動ドアが開いたのでお客さんだと思った。よくよく見ると子熊で驚いた。熊は私を威嚇することもなく、おとなしくしていた」と振り返り、「子の臭いで親熊が店に来ないことを願いたい」とも話した。

伊那市では10月31日、西箕輪の住宅地で女性が熊1頭に襲われ、顔の骨を折る大けがをした。その後、市内では成獣が目撃されている。市は職員や猟友会員が警戒を強化しており、「外出時は熊に十分注意してほしい」と呼び掛けている。

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