新地域公共交通システム 茅野市が実証運行へ

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茅野市は4日、新しい地域公共交通システムの実証運行を12月7日から始めると明らかにした。高齢者らを対象にしたスマートフォンのアプリ活用の乗り合いタクシー(AIオンデマンド交通)と、拠点とJR茅野駅を結ぶ高校生ら対象のバス運行の2本立て。12月1日ごろから試乗期間を設け、来年5月31日まで行い利用状況を検証する。

乗り合いタクシーは新たに構築するスマホのアプリ「のらざあ」で出発地や目的地を設定した予約者が、自宅や自宅近くでタクシーに乗り合って目的地に向かう。スマホを持っていない人向けに電話予約も導入する。AIを活用して複数の人を効率良く運ぶ。タクシー車両3台、ハイエース1台を運行し、豊平、玉川、泉野、中大塩のほか、米沢を一部含む茅野駅周辺市街地を実証運行エリアとする。

午前9時~午後7時に運行し、料金は3キロ未満が300円(電話予約は400円)、3キロ以上5キロ未満が500円(同700円)、5キロ以上が700円(同1000円)。1回100円値引きする高齢者(65歳以上)割引など割引や特典を用意する。

バス運行は拠点とするAコープファーマーズピアみどり店(豊平)と茅野駅間をバス2台が朝晩4便ずつ走る。途中、粟沢橋と本町5丁目のバス停に止まる。電車の時刻に合わせ朝は午前6~7時台にピアみどり店を、晩は午後5~7時台に駅を出発する。

料金は1回150円。定期券だと1回100円換算で乗れる。1500円で12回乗れる回数券も発行する。

市内でバスやタクシーを運行する5社に運行委託する。事業費は5000万円余で、一部に国の地方創生臨時交付金などを活用する。現行のバス路線はそのまま運行する。

乗り合いタクシーのアプリは今月20日ごろ公開する予定。4日の定例会見で今井敦市長は「従来のバスだと目的地まで時間がかかる不便さがある。より多くの人が乗り、利便性を感じてもらうことが大事」と述べた。

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