南箕輪 唐木村長今期で引退 長期化懸念

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今期限りでの引退を表明する南箕輪村の唐木一直村長

南箕輪村の唐木一直村長(72)=無所属、南殿=は6日、村内で会見し、任期満了に伴う来年4月6日告示、11日投開票の村長選には立候補せず、今期限りでの村長引退を表明した。村政運営が長期化することへの懸念を示し、「4期16年をもって村長職を退く決断をした」と述べた。

引退を決めた理由について「首長職は長期にならないのが最善、というのが私の基本的な考え方。3期12年を一つの区切りと考えていた。少し長期になってしまった」と強調。後援会幹部からは出馬を促す声も上がったというが、「私より若い人に新たな考えで村政をリードしてもらうことが、村の発展につながる」と、世代交代の時期にあることを示した。

4期16年の実績として、子育て支援や人口増加による保育園、小中学校の施設不足への対応などを挙げた。就任当初、村は合併論議の末に自立を選択。健全財政を維持しながら魅力ある村づくりに努めてきたとし、「人口減少時代に子どもの数が増え、県下一若い自治体として発展してきた。一定の役割は果たせたと思っている」と振り返った。

2期目以降は12月村議会で進退を表明していた。今回、この時期に態度を明らかにしたことに対しては「私の態度がはっきりすれば、いろんな動きが出てくる」とし、「村長職というのは村民が選ぶもの」と、後継指名はしない考えを示した。引退後の政治活動については「関わるつもりはない」とした。

任期は来年4月15日まで。残り5カ月間の村政運営に向けて決意を新たにし、「コロナ禍の今、村の財政状況の厳しさをひしひしと感じている。少しでも改善するよう、4期16年の締めくくりをしっかりしていく」と述べた。

唐木村長は村職員、助役(当時)を経て、「日本一の子育て村」を掲げ、2005年の村長選に立候補。新人同士の一騎打ちを制して初当選した。村長選は前回まで3期連続の無投票だった。現職の引退表明を受けて、今後、村長選の候補擁立に向けた動きが活発化しそうだ。

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