型染めの技に触れる 小紋師・中島さん実演

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中島久雄さんが披露する型染めの実演に見入る参加者ら

岡谷市の岡谷蚕糸博物館は7日、企画展「信州型染―中島久雄 小紋染めとともに―」の関連イベントとして、伝統的な伊勢型紙を使った小紋染めを継承する小紋師、中島久雄さん(67)=飯田市=のギャラリートークを同館で行った。型染めの実演もあり、参加者は中島さんの作業に見入って伝統的な手染めの技術に触れた。

企画展は、型染めによる小紋染めを受け継ぐ中島さんに焦点を当て、中島さんが手染めした着物と反物各6点、型紙、道具、染めの見本などを展示している。ギャラリートークは7、22の両日に2回ずつ計画したが、全回定員に達する人気だったという。

7日の第1回には20人が参加。中島さんは展示作品や作業工程を解説し、型染めの実演を披露した。展示会場内に設けられた長板を使い、白生地の上に伊勢型紙を載せ、のりを塗る作業。型紙を載せるたびに、模様の継ぎ目が分からないよう「星」と呼ばれる目印を合わせる慎重な技術が必要で、参加者は中島さんの技を息を詰めて見守っていた。

中島さんは「均一にのりを置くために、同じリズムで手を動かさなければならない。長さ13メートルほどの1反分を均一にしなければならないので難しく、孤独な仕事です」と説明した。

岡谷市湖畔の藤澤博子さんは、偶然に中島さんが染めた小紋の着物姿で参加。「型染めの作業を実際に見ることができてよかった。集中力が必要な大変な仕事で、すごいですね」と感激の面持ちで話していた。

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