過去最多1409件 伊那市ファミリーサポート

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伊那市が子育て支援の一環で行っている「ファミリー・サポート・センター」の2015年度の利用件数は1409件で、過去最多となったことが、市子育て支援課のまとめで分かった。核家族化や共働き世帯の増加で利用が進んでいるほか、繰り返し利用するリピーターが増えていることなどが要因とみられる。同市は月刊誌のランキング調査で「子育て世代にぴったりな田舎部門」で2年連続全国1位を獲得。子育てしやすい地域づくりに取り組む中で、今後も同センターを主要な事業の一つと位置付け、積極的に推進していく方針だ。

同センターは子育ての援助を受けたい人(依頼会員)と手助けできる人(協力会員)が登録し、マッチングを図る仕組みで、同市では06年度に導入した。保育園・幼稚園への送り迎え、放課後や急用時の預かりが主な活動。現在の登録会員数は協力会員80人、依頼会員257人、両方会員16人となっている。

15年度の利用の内訳では、「迎え」が39・2%で最も多く、次いで「送り」が38・2%。送り迎えが全体の8割近くを占めた。このほか、「イベント」が6・2%、「仕事」が4・9%、「放課後の預かり」が3・4%、「保育終了後の預かり」が3・2%、「用事・リフレッシュ」が2・8%などだった。

年間の利用件数は500件前後で推移していたが、13年度に700件、14年度に800件を超え、15年度まで3年連続で増加。子育て支援に関する社会的理解が進み、保育園や幼稚園への送り迎えのほか、学習塾や習い事などの送り迎えに利用するケースが増えているほか、一度利用すると安心感からリピーターになる人も多いという。

一方、依頼会員のニーズに応えていく上で、協力会員の確保、掘り起しが課題。毎日利用したいという人がいたり、依頼が集中する夕方の時間帯などは協力会員のやりくりが難しい場合もあるという。協力会員になるためには子どもへの対応を学ぶ事前講習の受講が必要で、現在は年1回開いている。今後、協力会員を増やすための方策も検討していく考えだ。

同課は「核家族化などで今後も必要とされる事業。より多くの人に利用してもらえるよう積極的に推進していきたい」と話している。

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