色鮮やか”柿すだれ” 中川の栽培農家

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無数の市田柿がつるされている松村栄一さん方のビニールハウス=中川村

上伊那地方南端の中川村で、干し柿作りが進んでいる。使用する主な品種は伊那谷特産の渋柿「市田柿」。栽培農家の軒下やビニールハウスに皮をむいた柿がつるされ、鮮やかなオレンジ色の”柿すだれ”が、晩秋の里に彩りを添えている。

JA上伊那によると、上伊那地方では同村を中心に約70戸が市田柿を栽培。今年はおおむね順調に生育しているといい、干し柿の出荷量は例年並みの約25トンを見込む。

同村片桐の農業、松村栄一さん(66)は、ビニールハウスや旧家屋の2階部分を利用し、干し柿を生産する。10日は大詰めの段階に入り、皮をむいて実をつるす作業に大わらわ。今年は計約12トン分の生柿をつるした。「天候不順だったせいか、実の大きさはやや小ぶり」だが、「糖度は十分な高さで、良い出来栄え。熟成し甘味が増せば」と期待した。20日間ほど天日干しして仕上げ、12月上旬から順次出荷していく予定だ。

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